本校について
ごあいさつ
人を理解し、人に尽くす。”思いやる心”―それが介護です。
本校は、県内で最初の介護福祉士および社会福祉主事の養成学校として誕生し、開校以来、数多くの優秀な専門士を送り出してまいりました。
ご承知のとおり、現在の日本は深刻な高齢化問題を抱えており、こういった介護福祉に従事する人の需要が、ますます高まってくることと思われます。
その社会の中で、幅広く活躍できる人材を育てていくことが、我々の使命です。
「介護」とは、技術や知識を持ち、心を支え、困っている人のいのちを守ること。
その精神を、「忘己利他(ぼうこりた)」そして「草の根福祉(くさのねふくし)」と呼んでおります。
己(おのれ)を忘れ、他人のために尽くす。安らぎを与え、まっすぐな気持ちを持って人と接する。
人は、ひとりでは何もできません。でも、皆で力を合わせれば大きなことも成し遂げられます。
草のように、大地に根っこをたくさん這わせ、皆で結びつきながら生きていく――。
介護福祉とは、そういった”人を思いやる心”、すなわち友愛から生まれた仕事なのです。
本校は、この2つを大きな柱とし、今後も人間味溢れる人材の育成に尽くしてまいります。
福島介護福祉専門学校長
本校の特徴について
POINT ❶
県内全域の実習施設と提携、実習前後のサポートも万全
本校では介護福祉士の資格の他に、社会福祉主事資格も取得できるカリキュラムがあり、幅広い地域福祉の視点を学んでいきます。多様な現場実習を3ヶ月ごとに体験できるカリキュラムになっていて、講義での学び、現場実習、事後学習の流れを2年間丁寧に行っています。県内全域に実習施設を確保しており、入所・通所施設や訪問介護事業所など200ヶ所以上、また福祉事務所や社会福祉協議会および地域包括支援センターなど100ヶ所以上と提携。実習中は実習施設に教員が出向いて巡回指導を行い、円滑な実習をサポートしています。
POINT ❷
全国的にもめずらしい社会福祉法人立の介護福祉士養成校
本校は全国にもめずらしい社会福祉法人立の介護福祉士養成校です。安達地方の2市1村の協力のもと平成8年3月に設立され、そのため一般的な専門学校と比較して授業料の負担が少なく済みます。県内の中でも介護福祉士国家試験受験資格の他に社会福祉主事、レクリエーション・インストラクターの資格(2023年3月卒業生まで対象)を取得できるのは本校だけです。
POINT ❸
学年担任制で学生をサポート
1学年40人で、各学年の担任が2年間の学校生活をサポート。担任は勉強や進路はもちろん、悩みがあればいつでも相談できる存在です。さらに就職担当の教員もおり、就職相談や面接練習、筆記・作文試験対策などを実施しています。
POINT ❹
福祉理念・福祉倫理をしっかり学ぶ
本校の講師の先生は、社会福祉実践者であるエキスパートの先生が勢揃い。具体的には、福島県社会福祉士会の主力メンバー、福島大学や専門領域の教授、福祉施設長や障がいを持ちながら地域で暮らす人などです。福祉現場の職員のための現任研修やスキルアップ研修の講師をしている先生も多いため、福祉理念・福祉倫理をしっかり学び、即戦力に生かせる学びができます。卒業後、研修会で恩師に再会できる楽しみが増えます。
POINT ❺
卒業後(就職後)も意見交換会や資格取得講座などを実施
卒業後、つまり就職してからの悩み相談も、クラス担任をはじめとする全教職員でサポートします。また、同窓会(心友会)によるスキルアップのための意見交換会や、卒業生を対象とした介護支援専門員(ケアマネージャー)資格取得のための講座なども実施。卒業後の強力なバックアップ体制がある事も、本校の強みです。卒業生からは「卒業後も手厚くサポートしてもらえるのが嬉しい!」との声をいただいております。
沿革と概要
本校は、社会福祉施設で生活する高齢者や身体障がい者、知的障がい者の介護に従事する介護福祉士を養成する目的で、平成8年4月に開校しました。
運営母体である「社会福祉法人 あだち福祉会」は、安達地方2市1村のバックアップのもと設立され、地域に根ざし、地域に開放された学校運営を基本としています。当法人では、特別養護老人ホームを3ヶ所、ケアハウス2ヶ所、特養併設型のデイサービス3ヶ所及び指定居宅介護支援事業所、精神障害者通所授産施設を経営しており、幅広く地域福祉の現場に触れながら学習ができます。

学生ホールでの高令者との交流
開校 | 平成8年4月 |
学科 | 介護福祉学科 |
定員 | 80名(1学年40名) |
修業年限 | 2年間 |
受験資格 | 高等学校卒業以上の者 |
卒業と同時に取得できる資格 | 介護福祉士国家試験受験資格/社会福祉主事(任用資格) レクリエーション・インストラクター(2023年3月卒業生まで対象) |
主な就職先 | 特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、身体障害者・知的障害者福祉施設、児童福祉施設、救護施設、居宅サービス事業所、病院、地方公務員 |
教育理念
本校では、他者理解から始まる人間理解と自己変革を行いながら、かつ、社会活動に積極的に参加し、生涯にわたる自己実現を行いうる学習の場を工夫し、人間性豊かな人材の育成と体験が学習に力量をおき、「忘己利他」を教育理念として実践しています。
具体的には、学生の主体的なボランティア活動やその他の地域活動を重視し、人とのふれあいを楽しみながら、介護の重要性とコミュニケーション能力を学び、即戦力として実社会で活躍できる人材の育生を図ります。

「何をするのか」「どのようにするのか」学生達が自分で考え行動しています。

より専門性の高い内容の授業を少人数で行っています。