卒業生インタビュー

koseki
丹野かおるさん 介護職員(介護福祉士)

2007年度卒(11期生)

勤務先:特別養護老人ホーム 南東北シルクロード館

出身高校:福島県立福島南高等学校

資格:介護福祉士/社会福祉主事

   レクリエーション・インストラクター

利用者の日々の感情を汲み取り、介護を行っていくことが大切。

 

 「介護技術においても、利用者様との関わりにおいても、一筋縄ではいきません。いつもと同じ技術や声かけでも、利用者様の身体状況やその時の気持ちによって、上手くいく時といかない時があるんです」。そう語る丹野さんの仕事は、利用者様の直接的な介護を行う介護福祉士。福島県川俣にある特別養護老人ホーム[南東北シルクロード館]で、介助や歩行介助など、介護全般の役割を担っています。「祖父の介護をしている祖母の姿を見て、少しでも力になりたいと思い、この道を選びました。実際に働いてみて感じたことは、基本はもちろん大事だけれど、利用者様の内面にもしっかりと向き合うことが大切だということですね」。

学生時代に出会った仲間も、今一緒に働いている職員も、心強い味方。

 

 毎日の仕事は大変ですが、丹野さんが続けていられるのは、職員同士の繋がりの他、学生時代に出会えた同じ目標を持つ仲間がいるから。「たった二年間ですが、凝縮された時間を一緒に過ごせたからこそ、辛い思いも楽しい思いも共有し、強い関係を作ることができました」。 利用者様との関係の中で、嬉しいことがたくさんあったとか。これも、仕事を続けていくための大切な理由。「名前を覚えていただいた時は本当に嬉しかった。利用者様から言葉をかけていただけることって、何より嬉しいんですよね」。

教わった「忘己利他」の気持ちを忘れず、今後もこの業界で頑張っていきます。

 

 この仕事に就いて、丸6年が経ちました。「今後は、心にゆとりを持ち、『忘己利他(自分を忘れ、他人に尽くす)』の精神をしっかり持てるようになりたい。また、笑顔の絶えない職員になりたいです。人を助ける、支援することは本当に責任重大ですが、その大変さと同じくらい、利用者様から勇気や元気をもらうことができます。学生時代、二年間を共に過ごした仲間も、心強い味方になる。そんな仲間をこの学校で見つけて、たくさんの思いを共有しながら、福祉の心を培っていってほしいと思います」。

kuwabara
栗原忍さん 生活相談員

1999年度卒(3期生)

勤務先:特別養護老人ホーム ロング・ライフ  勤務

出身高校:学法福島高等学校

資格:介護福祉士/社会福祉主事

レクリエーション・インストラクター

皆さんが安心して生活できるよう尽力するのが、自分の大切な役目。

 

 吾妻山と安達太良山を一望できる緑豊かな環境――。のどかな時間が流れる特別養護老人ホーム[ロング・ライフ]に桑原さんが勤務するようになって、今年で九年目になります。「スタッフ一同、笑顔を絶やさず仕事に携わっています。自分は、ここで生活している方の悩みや、生活上で困っていることをお聞きする、相談員の役割を担っています」。専門学校を卒業すると、介護福祉士と社会福祉主事の資格が得られます。まず、直接的な介護をする現場職員として経験を積み、その後、主事の資格を活かして相談員になることが多いのだとか。「現場を知っているからこそ、気持ちを汲み取れるというか。皆さんが安心して生活していけるように尽力することが自分の役目。認知症やADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)の低下などで、言葉で相手に伝えられない方々は少なくありません。利用者様の気持ちを感じ取り、それにどのように応えられるかが、この仕事の難しい点だと思います」。

人の役に立ちたいと思う。大袈裟ですが、本当の気持ちです。

 

 桑原さんがこの仕事を選んだ理由は、お祖父様やお祖母様が好きだったから。その後、・人の役に立ちたい・という気持ちが生まれ、地元でしっかりと介護を学ぶため、[福島介護福祉専門学校]を選びました。「在学中の思い出はたくさんありますが、中でも学校祭が強く印象に残っています。まだ開校して間もなく、行事も作り上げていく段階だったので、意見を出し合い、いろいろチャレンジしました。自分は結構やんちゃな学生だったと思います(笑)」。 そんな桑原さんも、今では立派な中堅どころとして成長しました。「今後はもっと経験を積んで、相手の気持ちがきちんと理解でき、皆さんに頼りにされる存在になりたい。たくさんの人との出会いが、自分にとって一番の成長の源です。福祉に携わるものとしての第一歩が[福島介護福祉専門学校]であったこと。良い先生や仲間との出会いは、かけがえのないものです。大切にしていきたいと思います」。

imaizumi
今泉朋子さん 介護支援専門員(ケアマネージャー)

1997年度卒(1期生)

勤務先:船引クリニック指定居宅介護支援事業所

出身高校:郡山女子大附属高等学校

資格:介護福祉士/社会福祉主事

   レクリエーション・インストラクター

   介護支援専門員(ケアマネージャー)

福祉の仕事はやっぱり大変。でも、同時にやりがいもあります。

 

 今泉さんが勤務するのは、各種介護保険サービスを展開する、船引クリニックを母体とする支援事務所。利用者様のお宅に行き、ご家族やご本人から相談を受けたり、ケアプランの作成や事務処理、また、所属しているヘルパーさんとの電話連絡が毎日の主な仕事。「記録が重視されているので、書類作成が大変。例えば、今日行ったお宅でどんな話をしてきたのか、それらをきちんと書類に起こしておかなくちゃいけないんです」。

利用者様とじっくり向き合えるケアマネージャーの仕事。

 

 書類作成の他、ヘルパーさんの手助けや、利用者様との関わりが仕事の大部分を占めるケアマネージャー。この資格を取得した理由は、長く続けたいという思いがあったから。「以前はヘルパーステーションにいたんですけど、体力的に不安になって。いつまで続けられるかな…と考えた時、この仕事は好きだから、ずっと関わっていきたいと思いました。それなら中に入って、じっくり利用者様と向き合えるケアマネージャーになろう、と決心したんです」。大変な福祉の仕事。でも、利用者様から笑顔や元気をもらうとき、やっていて良かったと心から思うそうです。

福島介護福祉専門学校は、「家庭」のような学校です。

 

 「この学校で学ぶことを選んだのは、福島県で初めて設立された介護系の専門学校だったから。ここの卒業生だとお互い分かると、どんなに学年が離れていても、不思議とすぐに仲良くなれるんです。私は一期生だから、先輩はいないんですけれど。でも、後輩がたくさんいる。たまに相談を受けたりして。それは、この学校の特長である、あったかい家庭的な雰囲気とか、環境とか。それと、とても優しい先生方に囲まれて過ごしてきた仲間、という意識があるのだと思います。福祉業界は大変な部分ばかりが取り上げられ、マイナスイメージが強いと思います。でも、そのマイナス部分だけでなく、やりがいもある仕事。興味を持っていただければ嬉しいです」。